雪道の運転で注意する事!スキーの行き帰りから考える
だんだん寒くなってきました。スキーやスノボのシーズン・インですよね。特に年末年始以降の、雪道での運転は要注意。でも冬の車の運転には不慣れ、どんなことに注意して、スキー場までたどり着いて、安全に帰ってくればよいのでしょうか。
私も免許取りたてのころは、友達や兄弟と運転を交代しながら少しずつ慣れていったものです。回数をこなすに連れてだんだんとコツがつかめました。
ここでは、雪道の運転に不慣れな、首都圏のサンデードライバーが、初めて地方のスキー場に行くとして、その行き帰りのスケジュールで注意すべきことを、そのコツを踏まえながら共有したいと思います!
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目次
まず大切なのは、事前準備そしてリハーサル
まず初めにスキー場に行くことと帰ること(!?)のひと通りの旅程を想定して準備をしましょう。前日までに準備すべきこと
まずどこの道を通っていくのか、その道順をキチンと把握しましょう。その中で、カーブはないか、出来れば高低差が激しいところはないか、などチェックしましょう。
高低差があると、すべって登れない場合だってありえますよ。また坂は下りでもゆっくり運転をするものです。渋滞になることもありますね。道路地図でも等高線の詰まったところが急な坂です。地図をよく見ておきましょう。
もし高低差がある場合には、ルートを変えること。それが厳しければ、4WDなどのパワフルな車を借りられそうならば乗り換えるのも良いでしょう。もし無理ならゲレンデの変更、または最悪中止するという選択肢もあると思っておきましょう。
また当然、旅程の天候を必ず把握します。本当に天候によってその快適さは随分と違います。晴れていれば雪が降らず、また雪が解けたりして随分とラクなものです。
思いっきり雪予報だったら、まず心構えが大切。好天時以上に注意して運転しましょう。雪のときには、まず視界がとても悪くなります。見えづらいのですね。まして夜間では、雪がライトで照らし出されて3D映画のように流れてきます。ゆっくりと慎重に運転しましょう。
- 道順と道の変化の激しいところを把握しておく
- 天候の変化を把握しておく
装備は万全?
そして大事なのは、チェーンやスタッドレスタイヤの装備です。私感ですが、スタッドレスタイヤはチェーン交換の必要がないので、ごく軽い雪ならとてもラクですが、アイスバーンやちょっと雪が降ってしまうと、”効かない”ように感じています。このヘンはその人の考えや感覚かもしれません。
そしてチェーンの調達です。ココはオートバックスなど専門店でご相談ください。ご自身の乗っているタイヤに合わせてチェーンがあります。
そして、実際に家で装着の練習をすることをおススメします。その際、装着時間を計るとよいですよ。
チェーンの着け方って案外わかりづらいですよね。こちらの動画をご覧ください。
旅程によっては真夜中の暗い中で装着するかもしれません。(ちなみにそういう意味では、懐中電灯も必要です。)暗闇での作業はスケジュールに影響しますし、慣れるに従って時間が短くなるのも励みになったりします。
私は初め2つタイヤにつけるのに1時間くらいかかりました(笑)。でもだんだんと短くなるものです。それも励みになります。
お乗りの車はFFですか、FRですか?FFなら前輪駆動なので、前のタイヤにチェーンをつけます。間違えるとお笑いです(笑)。
タイヤを付けやすく浮かせるためのジャッキは、初めての場合はその使い方もよくわからないものですから、そもそもジャッキがご自身の車のどこに装着されているかから把握し、実際に動かしてみましょう。
上記の動画ではジャッキを使わないで便利に装着しています。でもジャッキで車を上げた方が、タイヤが浮き、初心者にはとてもつけやすくなりますので試してみてください。
ジャッキの使い方についてはタイヤ交換の動画とワンセットになっています。必要あればご覧ください(1分38秒からです)。
「これで安心!JAFが教えるタイヤ交換の方法」
<出典:JAF>
- チェーンやスタッドレスタイヤの入手
- チェーンは装着する練習をしておく
当日の注意点は?
さて当日です。予定通り、荷物を積み、出発。おそらく高速道路に乗るでしょう。しかし、天候次第では、高速道路ですでにチェーンの着用が必要になる場合があります。例えば新潟方面であれば、関越トンネル前もありえます。また「トンネルを抜けると雪道だった」。これもあり得ます。
チェーンを装着するタイミングは?
その場合には、「どこでチェーンを装着するのかを判断することが必要」で大切です。
その着眼点は天候の具合、雪が混じってきたのか、または気温が低く道路が凍ってきていないかなど
状況判断がとても重要です。道路での表示や情報をしっかりとつかみましょう。高速道路の場合、チェーンを装着する路肩がキチンとありますからご安心ください。
一般道路ならば場合によっては、いったん車から降りて路面を確認しても良いかもしれませんね。道路の具合、そう凍っていないかを自分の目と手と足で確認するのです。
そこから、スキー場まではおそらく、30km/h以下の低速で運転することになるでしょう。スタッドレスタイヤを履いている車は60km/hで走っていたりするので、ちょっと恨めしい気もするかもしれませんが、安全には変えられませんよ。
- チェーンを装着するタイミングは重要、そのために路面の状況判断を自分の目と手と足で実際に確認すること
雪道での危険を予測する
さて市街地や、住宅街、カーブなどあるでしょう。雪道での安全運転は、危険を予測をしながら運転しましょう。こういったところでの『危険予知』についてJAFが動画を公開しています。
雪道 市街地編 その1
雪道 市街地編 その2
雪道 住宅地編 その1
雪道 住宅地編 その2
雪道 カーブ編 その1
雪道 カーブ編 その2
<出典:JAF>
雪道では「急」になにかすることが危険につながります。急発進・急ブレーキ・急ハンドルなどせず、ゆっくり柔らかく運転することを心がけましょう。
ともかく、道がアイスバーンなっているところが少しでもあれば、気をつけましょう。片方のタイヤが、凍ってなければ、スリップは起こしにくいように思いますが、両方のタイヤが凍ったところを通過するときには危険!それはたとえ10cmでもです。タイヤの接地面は広くはありません。そのくらいの意識で行きましょう。
チェーンをつけていればすべることはまずないのではないかと思いますが(雪の深さによる)、チェーンをつけるつけないの判断はやはり重要なんですね。
ここでコツをお伝えすると、登りの時点で、すでに、帰り道のことを想定することです。つまり、どこが凍りそうか見ておくことです。初めてだと、そんな余裕もないかも知れませんが、対向車線が、日陰になっていないか見ておくことです。助手席の人に見てもらうのも一案です。
- 雪道では急発進・急ブレーキ・急ハンドルをしない
- 帰り道を想定して対向車線が、日陰になっていないか見ておくこと
スキー場に到着したら…
スキー場に着いたら駐車場に車を置きますよね。レストハウスまでの距離の近さを考えたり、また雪道という意味では、凍ったところを通らないで済むところに止めるとか、あります。雪が解けるという意味では、日陰より日向の方が良いでしょうね。さて、スキーやスノボを楽しんでその帰りは…
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帰りの注意点は?
さて楽しいスキー・スケボも終わり帰り道です。これも、どの時間で帰ってくるのかによって、また違うように思います。帰りの時間による影響を考える
13:00くらいにはあがり、日の明るいうちに帰宅につくのと、18:00くらいに現地を出るのでは路面が違います。
そう、道が凍っているかが影響します。13:00くらいであがってくるなら、ひどく道が凍ってしまうところがないなら、おそらく、雪が解けていますから、もう駐車場で、チェーンをはずすでしょう。
そして、帰り道、特に日陰になっているところに注意して下ります。それはたとえ0.5mでもです。
両輪が0.5mでもコントロールを失ったら危険です。まして下りは滑ったら突っ込むだけです。登りはすべるだけですが、その辺が下りの危なさですね。
また18:00に帰るとしたら、もう道が凍っていると想定しましょう。下りなので、特に凍っているところ、雪深いところを気をつけて降りていきます。
チェーンはもう雪やアイスバーンはないとところまできて初めて、チェーンをはずします。その判断も重要ですね。もちろん、いったんはずして、また危ないところにきたら、また着け直すことも想定します。
体も疲れていますから、居眠りにならないように。少しでも危なかったら、運転の交代や仮眠をしましょうね。ともかく無理は禁物です。
- 帰る時間によって路面は変化することを意識する
- チェーンをはずすタイミングは雪やアイスバーンがないところまで。着け直すことを惜しまない
まとめ
少々心配性なくらいにお伝えしてしまったかもしれませんが、事故にあってからでは遅いですよね。雪道の運転で注意することをまとめてみると…雪道の運転で注意すること:
- 道順と道の変化の激しいところを把握しておく
- 天候の変化を把握しておく
- チェーンやスタッドレスタイヤの入手
- チェーンは装着する練習をしておく
- チェーンを装着するタイミングは重要、そのために路面の状況判断を自分の目と手と足で実際に確認すること
- 雪道では急発進・急ブレーキ・急ハンドルをしない
- 帰り道を想定して対向車線が、日陰になっていないか見ておくこと
- 帰る時間によって路面は変化することを意識する
- チェーンをはずすタイミングは雪やアイスバーンがないところまで。着け直すことを惜しまない
最後までご覧いただいてありがとうございます。
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