世界遺産とは、日本の更なる候補はココっ!

世界遺産って話題になりますが、そもそもどんなものなんでしょう。

日本では今までどこが登録されて、更なる候補にはどんなところがあるのでしょうか?

登録の基準など含めて世界遺産についてご紹介します。

目次


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そもそも世界遺産って?

 

地球の始まりから、人類の歴史が生み出してきたもの…それは未来に伝えていかなければならない人類共通の遺産ですよね。それが”世界遺産”です。

でそれを考えているのが、”ユネスコ”です。

ちょっとおさらい、

ユネスコというのは、UNESCO 国際連合教育科学文化機関のこと。

本部はパリにあります。

国連の機関のひとつで、戦争の惨禍を繰り返さないよう教育、科学、文化、コミュニケーションの分野で国際協力を進めて平和のとりでを築く活動をしているんですね。

そんなユネスコで1972年に世界遺産条約というのができたんですね。

その世界遺産委員会で世界遺産リストに登録された不動産が”世界遺産”なのです。

世界遺産の数は全世界で1031件、条約の締約国は191カ国(2015年12月)です。

 

でその世界遺産には3つの種類があります。

 

・文化遺産…顕著な普遍的価値を有する記念物、建造物群、遺跡、文化的景観など

例)インドのタージ・マハルなど

 

・自然遺産…顕著な普遍的価値を有する地形や地質、生態系、絶滅のおそれのある動植物の生息・生育地など

例)アメリカ合衆国のイエローストーン国立公園など

 

・複合遺産…文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えているもの

例)ギリシア共和国のメテオラなど

 

みな有形の不動産なのが対象です。

 

日本の世界遺産は?

 

ココ数年日本でも世界遺産が話題になりますよね。

特に富士山はかなり話題にあがりました。

 

では現在(2016年)の日本の世界遺産はどこかというと…

 

1法隆寺地域の仏教建造物文化遺産 / 1993

2姫路城文化遺産 / 1993

3屋久島自然遺産 / 1993

4白神山地自然遺産 / 1993

5古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)文化遺産 / 1994

6白川郷・五箇山の合掌造り集落文化遺産 / 1995

7原爆ドーム文化遺産 / 1996

8厳島神社文化遺産 / 1996

9古都奈良の文化財文化遺産 / 1998

10日光の社寺文化遺産 / 1999

11琉球王国のグスク及び関連遺産群文化遺産 / 2000

12紀伊山地の霊場と参詣道文化遺産 / 2004

13知床自然遺産 / 2005

14石見銀山遺跡とその文化的景観 文化遺産 / 2007

15平泉̶仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群 文化遺産 / 2011

16小笠原諸島自然遺産 / 2011

17富士山-信仰の対象と芸術の源泉文化遺産 / 2013

18富岡製糸場と絹産業遺産群文化遺産 / 2014

19明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業文化遺産 / 2015

の19箇所となります。

 

確かにどれも個性的でスゴイところばかり

 

みなさんはいくつ分かりますか?

 


 

登録の手続きとその基準とはどんなもの?

 

さてそんな世界遺産ですが、一体どうやって決まって、またその登録の基準でどんなものなのでしょうか。

 

手続きは…

 

・暫定リストを作成し、世界遺産委員会へ提出



・推薦準備作業 (顕著な普遍的価値の証明 そして国内における万全の保護措置を施します)



・推薦書の作成



・推薦の決定 (文化庁や政府が推薦決定)



・推薦書(暫定版)を世界遺産委員会へ提出



・推薦書を世界遺産委員会へ提出



・国際記念物遺跡会議で審査 (現地調査もします)



・世界遺産委員会で審査・登録の可否を決定

 

 

という手順を踏みます。結構いろいろ準備がかかるんですね。

 

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そしてその登録の基準ってどんなものなんでしょうか。

これももちろん厳密に決まっています。

 

世界遺産の登録基準

・(i)人間の創造的才能を表す傑作である。

・(ii)建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値感の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。

・(iii)現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。

・(iv)歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。

・(v)あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの

・(vi)顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。

・(vii)最上級の自然現象、又は、類まれな自然美・美的価値を有する地域を包含する。

・(viii)生命進化の記録や、地形形成における重要な進行中の地質学的過程、あるいは重要な地形学的又は自然地理学的特徴といった、地球の歴史の主要な段階を代表する顕著な見本である。

・(ix)陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展において、重要な進行中の生態学的過程又は生物学的過程を代表する顕著な見本である。

・(x)学術上又は保全上顕著な普遍的価値を有する絶滅のおそれのある種の生息地など、生物多様性の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する。

 

 

ということなんですが、これらの登録基準の1つ以上に合致するとともに…

真実性(オーセンティシティ)や完全性(インテグリティ)があって適切な保護管理体制がとられていることが必要です。

 

ちょっと難しいことばがでてきました。

 

「真実性」とか「真正性」とかいう言葉…

これはその建物や景観などが、それぞれ文化的背景の独自性や伝統をしっかり継承しているということ

 

また「完全性」は…

その世界遺産を長期的に保全をすすめるために、「関連するもの」すべての登録が求められているということ。

例えばサンゴ礁だったら、

海草やマングローブ、そしてサンゴ礁への栄養塩や

堆積物の流入をふせぐようなその他近隣生態系

も含まれる必要があるということですね。

 

どう認めていくかということが世界遺産の大事な要点のひとつなのでしょう。

 

日本の更なる候補はどこ?

 

さて日本でこれから世界遺産に登録されるかもしれない候補ってあるんでしょうか。

先ほど書きましたが、

まず「暫定リスト」に載ったものが、手続きされていくわけですから…

 

そう「暫定リスト」に載っているものこそが、これから世界遺産になっていく可能性のあるものなのですね。

 

それは…

 

「暫定リスト」記載物件

・(1)古都鎌倉の寺院・神社(平成4年記載)

・(2)彦根城(平成4年記載)

・(3)飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群(平成19年記載)

・(4)長崎の教会群とキリスト教関連遺産(同上)

・(5)国立西洋美術館本館(同上)

(注)我が国を含む7か国で共同推薦している「ル・コルビュジエの建築作品」の構成資産の一つ。

2016年の第40回世界遺産委員会にて世界遺産登録が審議される予定。

・(6)北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群(平成21年記載)

・(7)「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群(同上)

(注)2017年の第41回世界遺産委員会にて世界遺産登録が審議される予定。

・(8)金を中心とする佐渡鉱山の遺産群(平成22年記載)

・(9)百舌鳥・古市古墳群(同上)

・(10)平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群(拡張申請)

合計で10件です(平成28年2月現在)。

 

さてその中でもどうやって決まっていくのでしょう。

上で書いたように、政府が暫定リストの中から推薦するのですが、

1年に1つの遺産を推薦することができます。

 

どれが選ばれてもおかしくはないですが、

暫定リストに載ってから、国の推薦決定するまでの動きによるように思います。

つまり…

前提リストに載ってから、国際会議やシンポジュームを開いて議論されたり、

自治体が国(文化庁)に働きかけたりといったことがあります。

推薦書の原案も自治体が作成するんですね。

例えば富士山の時には、山梨県・鈴岡県の両県が推薦書原案を提出しています。

 

このような動きのある遺産が有力候補となるのでしょう。

 

まとめ

世界遺産って登録されていくのはなかなか大変ですね。

でもそれだけになるほど大切にしてゆく必要を感じさせるものばかりですよね。

特にこれから登録されるかもしれないものは、

皆さんどれを応援されますか。

そんな期待をもって現地を訪ねておくのも良いかもしれませんね。

 

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最後までご覧頂いてありがとうございます。


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